大分合同新聞

部活動中の熱中症、いじめによる自殺、交通事故…。竹田市穴井迫の理美容師渡部千鶴さん(46)は、不慮の死を遂げた子どもの肖像画を色鉛筆で描き続けている。人柄を表す柔らかさと写真のような精巧さがあり「子どもが戻ってきた」と絵を抱き締める母親も。これまでに10人を手掛け、悲しみに暮れる家族に寄り添っている。